今回は、タオバオの送料を安くする方法について解説する。
タオバオから日本に発送する際は、
ちょっとしたコツを知るだけで簡単に安くできる。
実践的で使える方法をすべて書いたので、
活用できるテクニックが必ずあるはずだ。
この記事を参考にして、
できる限り送料を安くして利益をアップさせよう。
国際送料と国内送料がある
タオバオの送料は、
国内送料と国際送料の2種類がある。
タオバオのお店
↓
①国内送料
↓
代行会社
↓
②国際送料
↓
日本に到着
このように、
タオバオから代行会社に郵送する ①国内送料
代行会社から日本に郵送する ②国際送料
の2つがあることを覚えておこう。
送料を安くする15の方法
送料を安くする15の方法はこちらだ。
- 国内送料が無料になるように交渉する
- 国際送料の安い代行会社を選ぶ
- 船便を利用する
- 格安の運送会社を選ぶ
- 100kg以上郵送する
- 軽くて小さい商品を扱う
- 為替が安い時に入金する
- 関税を無料にする
- 圧縮機を使う
- ダンボール代を請求しない会社を選ぶ
- 年間契約ができないか交渉する
- クーポンを利用する
- コンテナ便を使う
- 沖縄と北海道以外の地域に住む
- インフルエンサーになり影響力を持つ
それぞれを1つずつ解説していこう。
国内送料が無料になるように交渉する
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/25332567_s.jpg)
まず最初に、
そもそもタオバオのお店の95%は国内送料が無料
という事実を覚えておこう。
しかし、残念だが代行会社によっては、
代金を不正に請求してくるので十分に注意しよう。
これを防ぐためにも、
タオバオの国内送料の見方を覚えよう。
簡単ですぐにチェックできる。
タオバオの商品ページを開き、
カラーと数量を選んで購入画面に進むと
商品代金と、国内送料が出てくる。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-16_11-54-27.jpg)
商品代金67元に対して、
国内送料は0元なことがわかる。
実際にあった話になるが、
ある代行会社は国内送料を水増しして請求しており、
こちらが指摘をすると「今ちょっとシステムが故障している」
と、すっとぼけようとしてきた。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_11-13-44-3.jpg)
不信感が生まれ、この会社とは取引をやめることにしたので、
「以前に入金していた分を返金してほしい」と言うと、
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/d770702fe8ff3ba3509778d0e85a444c-1.jpg)
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/1ab83377b5e88302b0c5944483caf7ef.jpg)
返金の流れになった。この時点の日付が6月20日。
「いつ頃に返金できるか?」と聞くと、
「今週中に返金できる」と言われて、安心していたのだが。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/d83d78e999dcc3e406cb7ac587c38cc9.jpg)
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/f47166e49a3db2526b42817fe27909ea.jpg)
こちらが早く返金して欲しいと何度も催促しても、
何かと理由をつけて返金を遅らせようとしてくる。
今週中にできると話していたのに、3週間たったので、
「お金を返さないなら、こちらも法的措置をとる」と言うと、
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-20_09-21-03.jpg)
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/65be33879c8588fc712070d9bbf9b956.jpg)
ここまで強く言ってやっと返金がされた。
6月20日に返金の依頼を出して、返金されたのが7月13日。
返金されるまでに23日間もかかった。
水増しして国内送料を請求する。
返金を依頼しても、強く言わないと返さない。
残念だが、実際にこういう代行会社は存在するので、
国内送料の不正がないか、
誠実な会社かどうかはしっかりチェックしよう。
国際送料の安い代行会社を選ぶ
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/chart-gcecefc3b8_1920.jpg)
国際送料の安い代行会社を選べば、
それだけで料金を安くできる。
安い金額の具体的な目安はこちらだ。
- 空便は19元/1kg
- 船便は8.5元/1kg
同じ運送会社でも代行会社によって料金はさまざまであり、
会社名は伏せておくが、
この価格の2倍近くの金額を請求する会社も存在する。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_12-53-00.jpg)
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_12-46-08-2.jpg)
代行会社のホームページを見れば国際送料は書いてあるので、
気になる会社があれば、しっかりチェックしてみよう。
船便を利用する
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/container-ship-gd2a2d67df_1920.jpg)
航空便よりも船便の方が価格は安い。
たとえば、
OCS(航空便)と海源物流(船便)を比べると
航空便(OCS)だと、19元/1kgに対して、
船便(海源物流)は、8.5元/1kgで半額以下になる。
船便のデメリットは、
・到着に時間がかかることと
・一定以上の重量がないと送れない
ことになるが、
納期に余裕があるときや、
商品をたくさん送り重量が大きい時は、
船便を有効活用すれば送料を安く抑えられる。
格安の運送会社を選ぶ
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/patrick-campanale-oCsQLKENz34-unsplash.jpg)
航空便よりも船便の方が安いことは説明したが、
航空便や船便の中でも、会社ごとに価格は違う。
たとえば、
同じ航空便でもいくつかの会社があり、
OCS : 19元/1kg
EMS : 22元/1kg
電子特殊便: 35元/1kg
船便では、
海源物流 : 8.5kg /1kg
TW船便 : 10.5kg/1kg
EMS船便 : 17.8元/1kg
などのように、
郵送代金に差が出てくる。
同じ代行会社でも、
いくつかの運送会社の選択肢があるので、
最も安い運送会社をチョイスしよう。
100kg以上郵送する
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/libra-g48506abfd_1920.jpg)
国際送料はまとめて郵送することで、
割安な料金になる。
そこで、100kg以上をまとめて郵送すると、
どの運送会社でも安いプランを利用することができる。
たとえば、↓こちらは海源物流の料金プランになるが、
重量を上げるほど価格は安くなるのがわかる。
重量(kg) |
21〜50kg | 51〜100kg | 101〜1000kg | 1001kg以上 |
送料(元) |
10.5元 | 8.5元 | 8元 | 7.5元 |
↓はTW船便の料金プランになるが、同様にたくさん送るほど安い。
重量(kg) |
21〜50kg | 51〜100kg | 101〜1000kg | 1001kg以上 |
送料(元) |
12.5元 | 10.5元 | 8.5元 | 8元 |
1001kg以上がもっとも安いが、
そこまでの重量を郵送することはあまりないので、
100kg以上郵送することを意識しよう。
軽くて小さい商品を扱う
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/easter-nest-gd6d335ed7_1920.jpg)
商品を選ぶときは、
軽くて小さいものを優先的に選ぼう。
なぜかというと、商品の重量は、
「重さか体積のどちらか大きい方」で決定するからだ。
軽くても大きい商品を選ぶと意味がないので、
軽くて小さい商品を選ぼう。
送料の計算を間違えていくら売っても儲からないのは、
中国輸入のよくある失敗パターンになる。
たとえば、こちらのゴミ箱を見てほしい。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_09-33-09.jpg)
価格は16元と安いように感じるが、
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_09-31-51-1.jpg)
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_09-32-10.jpg)
ゴミ箱自体の重量は840gに対して、
体積重量を計算すると2250gであり、
送料がかかる商品だと分かる。
注意しておけば、簡単にわかるのだが、
商品価格だけを見て「これは安い!」
と気軽に仕入れてしまうと、
日本に届いて原価計算したとき、
予想よりも高く、
採算の合わない商品だと気づくことになる。
また、大きい商品は日本に届いてからも、
倉庫保管料金という費用が余計にかかることになる。
この倉庫保管料金とは、
アマゾンのFBA倉庫や、
楽天スーパーロジスティクスの倉庫に商品を納品すると、
商品1点ごとに発生する保管料金のことになる。
この倉庫保管料は計算方法もややこしい上に、
Amazonも楽天も、目立たない場所に請求金額を書いており、
気づかないうちに現金をすり減らす要因にもなっている。
とはいっても、難しく考える必要はなく、
シンプルに小さい商品を扱えば、
保管料金もあまりかからないので安心してほしい。
送料という面でも、保管料という面でも、
商品を選ぶときは、軽くて小さい商品を優先的に選ぼう。
為替が安い時に入金する
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/blur-ga19f126e6_1920.jpg)
ご存知のように、
為替レートは毎日動いており、
安い日もあれば高い日もある。
同じ月でも、
安い時と高い時では±1円の差があることはよくある事だ。
そこで、安い日を見計らって、
お金を多めに入金しておこう。
あまり変わらないと思うかもしれないが、
商品を10万円ぶん購入する場合、
1円高いだけで、約5千円高く買うことになる。
代行会社は入金した時点での為替レートで計算してくれるので、
うまく利用すれば、送料も商品も割安にすることができる。
関税を無料にする
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/3704901_s.jpg)
商品代金+国際送料の合計金額を16,666円以下の時、
関税はかからずに日本に輸入できる。
かんたんに説明すると、
通常は、中国から輸入する際には関税が発生し、
商品代金の約15%を支払うシステムになっている。
たとえば、
合計代金が10万円だった時は、
関税は1.5万円請求されることになる。
しかし、
商品代金と国際送料の合計金額が16,666円以下だった時は、
販売目的でなく、個人での使用とみなされ関税がなくなる。
また、これとは違う方法になるが
「アンダーバリュー」という関税を安くする方法がある。
アンダーバリューとは、
輸入の際に、実際に購入した商品価格よりも低く改ざんして、
関税を安くするやり方だ。
しかし、
当然ながら虚偽申告で、脱税になってしまうので、
アンダーバリューは絶対にやめておこう。
アンダーバリューはダメだが、
合計金額を16,666円以下にすることは、
合法的に関税を無料にできるので有効活用していこう。
圧縮機を使う
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_09-17-53.jpg)
商品の重量は、
重さか体積のどちらか大きい方で決定するが、
軽くても大きい商品は送料が高くなってしまう。
そこで、商品を圧縮することで、
従来の1/3程度に送料を安くすることができる。
これができる商品は
クッション、ふとん、まくら
などの空気が抜ける商品になる。
実際に、まくらを圧縮した写真はこちらになる。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_10-33-39.jpg)
もちろん圧縮代金はかかるのだが、
商品を通常時に発送した時と比べて、
はるかに安く発送することができる。
全ての代行会社が対応しているわけではないが、
空気を抜ける商品を扱っているときは、
体積を小さくして、一気に送料を安くできる。
ダンボール代を請求しない会社を選ぶ
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/parcels-geaf8b29ff_1920.png)
代行会社によっては、
商品を梱包するダンボール代を請求してくる。
ダンボール代は1個500円前後だが、
積み重なると大きな数字となり、
すべて無料ならば、年間で数十万円の利益が出ることになる。
もし、代行会社の料金プランが安いと感じても、
ダンボール代を請求されていないかチェックしよう。
ホームページを見れば代金が書いてあるので、
できる限り、ダンボール代を請求しない代行会社を選ぼう。
年間契約ができないか交渉する
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/25535988_s.jpg)
商品の仕入れでは
大量に仕入れることで割安にすることができる。
そこで、国際送料も同じように、
「年間で最低○○トン以上使用するので安くしてほしい。」
と、交渉してみよう。
ここでのポイントは、
年間契約分をまとめて先に支払うことだ。
送料に限らず、大量に前払いで購入することで
価格を安くするのは一つのテクニックになる。
実際にあった話で、
当時ヤフオクで最も売れていた商品を、
3000万円まとめて仕入れる事で、定価の20%引きで買った。
ということがある。
業種は違うが、実際にあった話で、
地方にあるショッピングモールに出店する家賃を、
10年分先払いにすることで、30%安くしたこともある。
日常生活でも、
サブスクリプションの定期購入をする商品では、
毎月支払うよりも、年間コースで先払いした方が
安くなることはよくある話だ。
まとめて先払いにすることで、
相手もキャッシュが入り、お互いに良い話になるので
資金に余裕のある方は、ぜひ試してみよう。
クーポンを利用する
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/23262671_s.jpg)
代行会社を通じて買うときは難しいが、
個人が直接購入するときはクーポンを使用できる。
クーポンは商品ページの真ん中に書いてある。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_09-19-59-1.jpg)
クーポンの見方はこちらになる。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_09-21-00-5.jpg)
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-17_16-44-54.jpg)
クーポンはさまざまなものがあるが、
日本からの購入でよく使うのはこちらの2つになる。
- 店舗クーポン
- タイムセールクーポン
クーポンは毎月のイベントの日に発行されるが、
11月11日の独身の日と呼ばれる日は、
日本円にして約9兆円が売れるビックイベントで、
どのお店もこの日限定の、
超おトクなクーポンを発行する。
タオバオで直接購入する人は、
ぜひクーポンを有効活用しよう。
コンテナ便を使う
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/frank-mckenna-tjX_sniNzgQ-unsplash.jpg)
船便の中でもっとも安いのがコンテナ便になるが、
コンテナ便の中でも2種類ある。
・FCL (コンテナ郵送)
・LCL (混載郵送)
かんたんに説明すると、
FCL (コンテナ郵送)は自分の荷物だけでコンテナを一杯にし、
LCL (混載郵送)は他社の荷物もまとめてコンテナを一杯にする。
しかし、コンテナ便は価格は安いが、
発送するための最低重量のラインは圧倒的に大きくなる。
具体的にはこちらが最低重量のラインだ。
- LCL (混載郵送) → 140サイズのダンボールが約10個分
- FCL (コンテナ郵送) → 140サイズのダンボールが約330個
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-22_10-35-34.jpg)
さらに、コンテナ便は到着スピードも遅い上に、
通関の基準も厳しくなっている。
LCL (混載郵送)を使ったとき、
自分は大丈夫でも、他社の商品が通関に引っかかると、
全ての物流が止まってしまい、
納品に余計に時間がかかることになる。
普通の商品を扱う方は使わないことが無難で、
コンテナ便を有効活用できるのは、
スーツケースや脚立などの大きい商品を扱う時だと覚えておこう。
沖縄と北海道以外の地域に住む
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/4940340_s.jpg)
自宅に商品を郵送するときは、
日本国内の送料が発生する。
しかし、北海道や沖縄は地理的に遠いため、
国内送料がどうしても高くなり、
約3倍の送料を払うことになってしまう。
たとえば、海源物流を使う場合、
本州や九州だと480円だが、
北海道だと1630円かかってしまう。
また、アマゾンのFBA倉庫や、
楽天スーパーロジスティクスの倉庫は、
ほとんどが本州にあり、
自宅から商品を郵送するたびに、
地理的に遠いので、国内送料を多めに支払うことになる。
もちろん自宅を変えるのは難しいかもしれないが、
自分の住む地域が、送料のかかる地域かどうかは知っておこう。
インフルエンサーになり影響力を持つ
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/businessman-g5b42c91c4_1920.jpg)
自分自身がインフルエンサーになることで、
代行会社から特別待遇を受けれることがある。
なぜかというと、
自分がコンサルタントとして活躍し、
大量の生徒を抱えることで、
自分が推した代行会社を、
たくさんの生徒も使うようになるので、
代行会社と一人のお客という力関係は変わってくるからだ。
実際に私の知り合いにも、
ブログを始めて影響力をつけて、生徒を抱えるようになってから、
相手の方から交渉を持ちかけられた人がいた。
このように、
相手にとってもメリットのある人物になることで、
手数料を安くすることができる。
また、私は全て断っているが、
代行会社からコンサルタントに
「自分の会社をおすすめしてほしい」と言われ、
コンサルタントの生徒をその会社に流させて、
一定の紹介手数料をキャッシュバックしている会社もある。
インフルエンサーになるためには、
まずはプレイヤーとして実力をつける必要があるが、
その先にこう言った話があることを知っておこう。
航空便と船便のそれぞれの特徴
船便は航空便より安いことは説明したが、
それ以外の特徴はこちらになる。
特徴 |
航空便 |
船便 |
商品の制限 |
× |
◎ |
到着のスピード |
◎ |
× |
キャッシュフロー |
◎ | × |
少量での配送 |
◎ | × |
それぞれを1つずつ解説していこう。
商品の制限
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/censorship-gc995c6d5e_1920.jpg)
船便は基本的に何でも運べるが、
航空便では一部運べないものがある。
代表的なものとしてはこちらだ。
- 電池 (家電製品、USB充電を使ったもの)
- 磁石 (おもちゃ、タイマー時計など)
- 液体 (化粧品、ボールペンのインクなど)
急いで納品したくても、
航空便だと送れない可能性があるので注意しよう。
制限がありそうな商品は、
事前に代行会社に運べるかどうか聞いておこう。
到着スピード
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/racing-g23cd949e2_1920.jpg)
中国から日本に郵送するときに、
航空便は早いが、船便は遅いという特徴がある。
具体的な到着の日数としては、
航空便は3〜7日、船便は8〜15日になる。
実際に郵送した時の履歴をみてほしい。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-10_07-55-53-2.jpg)
こちらの商品は航空便で郵送して、
出発から3日後には届いている。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-10_08-05-54-4.jpg)
こちらの商品は船便で郵送したが、
出発から8日後に届いている。
また、中国から日本に発送する前に、
タオバオから代行会社に郵送して、
検品や、荷物を梱包する時間が約2週間かかる。
これらを考慮すると、
商品を購入してから日本に届くまでに時間で
・航空便は約3週間
・船便は約1ヶ月
かかることを計算しておこう。
キャッシュフロー
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/money-g5def91b06_1920.jpg)
船便は送料が安いので利益率はアップするが、
キャッシュフローは悪くなるので注意しよう。
キャッシュフローとは事業のお金の流れのことで、
仕入れた商品が売れて現金化するスピードのことを言う。
船便は航空便と比べて約1週間到着が遅いので、
その分商品が売れるのに時間がかかり、
現金の回収も遅くなってしまう。
さらに、楽天やアマゾンは商品が売れてから、
入金されるまでに約2週間のタイムラグも存在する。
実際の話、会計上の利益が出ていても、
キャッシュが回らずに倒産する会社は大企業でも存在する。
いわゆる黒字倒産というものになる。
かんたんに説明すると、
黒字倒産は大きく分けて2つのパターンがある。
- 過剰在庫
- キャッシュフローの悪化
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/3327485_s.jpg)
過剰在庫による黒字倒産をかんたんに説明すると、
まず、「在庫は帳簿上では資産」にあてはまる。
たとえば、100万円の在庫があることは、
帳簿上では100万円の資産ということになるが、
実際に在庫は売れるまでお金にならないので、
帳簿上は資産があることになっても、
実際にはキャッシュがないので倒産することがある。
初心者の方であれば、
いきなり過剰在庫になるほど大量に買うことは少ないだろうが、
問題はキャッシュフローの方だ。
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/ecommerce-g400bf1ce1_1920.jpg)
キャッシュフローの悪化による黒字倒産を説明すると、
たとえば、
100万円の売上で利益が50万円だった時、
帳簿上は利益50万円が計上されるが、
50万円を回収しない限り、
実際は手元にお金がないので倒産することになる。
かといって難しく考えることはなく、
物販をスタートしたばかりの時は、
航空便でなるべく早く納品して、
キャッシュを早めに回収すれば大丈夫だ。
キャッシュフローの悪化による黒字倒産は存在するが、
逆に言えば、赤字でもキャッシュが回り続けている限りは、
会社は倒産しないということになる。
手元の現金に余裕がないときは、
価格の安い船便を使い利益率を上げるよりも、
なるべく航空便を利用して、現金を早めに回収しよう。
少量での郵送
![](https://importbusiness.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/flower-gea86a3100_1920.jpg)
船便では一定以上の重量がないと発送できないが、
航空便では少量での郵送にも対応している。
少量での郵送を使う主なシーンは
・新商品のテスト仕入れ
・無在庫転売をするとき
などが挙げられる。
新商品のテスト仕入れは10点のみを仕入れるので、
船便の発送ラインの最低重量には届かないことが多い。
また、テスト仕入れなのであれば、
早めに商品を投入して、売れるか売れないのか結果を見るべきだ。
無在庫転売するときも、
商品を1点ずつ郵送する上に、
スピードの早い航空便が適している。
無在庫販売やテスト仕入れで発送する時は、
航空便を使うのがベストだと覚えておこう。
この記事のまとめ
- タオバオの国内送料は95%が無料
- 代行会社は送料の安いところを選ぼう
- 小さくて軽い商品を優先的に選ぼう
- 船便の100kg以上が安くておすすめ
- 商品を買ってから納品まで、航空便だと約3週間。船便だと約1ヶ月かかる
- 資金に余裕があるときに船便は良いが、早く売りたいときは航空便を使おう
ぜひこの記事を参考にして、
利益のアップに役立ててほしい。
アリババの送料を無料にする方法を紹介した記事はこちらになる。
こちらもぜひ参考にしてほしい。
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